個展「物語のそばで」

HB Gallery 2026.01.16(金)→ 01/21(水)
11:00am~7:00pm
(最終日のみ5:00pmまで、会期中休廊なし

HB Gallery スケジュール
https://www.hbgallery.com/schedule/index.php?bg=202601

HBギャラリーでの初個展です。

すべては物語のために。
そこに息づく情景、空間、仕草。
語らずとも物語がにじむ——そんな一枚を目指して。

もともと会社員デザイナーとして普通に過ごしておりましたが、
ひょんなことからイラストレーターとして活動を本格的に再開し、ここまでとにかく走り続けてきました。

知らないこと、わからないこと、はじめてのことばかりの中で
とにかく走りながら勉強しながら、ここまできた自分の整理を一度つける気持ちです。

お仕事の絵、自主制作の絵など、これまで描いてきたものを集めた展示にする予定です。

古典の児童文学小説への思いからはじまり、
色々な方に助けられ、ご縁をいただいてきました。

今後はもう少し賢く頑張って
恩返しに励みたい気持ちです。

そのためには、やらなければいけないことは山ほどありますが。

よろしければ、ぜひ足を運んでくださいませ。

はじめてのバレエ観劇と舞台裏


ポスターおよびチラシのメインイラストを手掛けさせていただいた、
牧阿佐美バレヱ団様の子どものためのバレエ公演「シンデレラ」を観てきました。

https://www.ambt.jp/pf-kids-cinderella2025

チラシはこちら。

デザイナーは片岡様。表はもちろん、裏面も登場人物のイラストを配置していただき、素敵なデザインにしていただきました。

会場前には大きなポスターも。
写真をとってくださっているお客様もいて、嬉しかったです。

11時開演の回を予約し、
当日は、朝から新幹線で東京へ向かいました。

あいにくの雨でしたが、会場は駅から近く、道中にはカフェもあったため、
ゆっくりと散策しながら会場へ。

会場の様子と観客層

会場は想像以上に来場者が多く、特にお子様連れのファミリー層が目立ちました。


入口にはポスターが掲示されており、写真を撮っている方の姿も見られ、自身の関わったビジュアルが観客の記念の一部になっていることを実感しました。

開演30分前に入場開始。
A席とS席を迷った末にS席を予約しましたが、結果的に正解でした。
非常にいい位置で、疲れにくく、ストレスなくバレエに集中できました。

開演前、席に着いてパンフレットを眺める観客の中に、
自分の描いたイラストを食い入るように見ている方が複数いらしたことが、特に印象に残っています。

公演内容について

近くに座った子どもたちの率直な反応を耳にしながら、初めての「子ども向けバレエ公演」を体験。

シンデレラや王子様が登場するたび、子どもたちから歓声があがり
親子で楽しめている様子が伺えて私も嬉しくなりました。

途中で休憩もあり、周りの子どもたちも飽きずに最後まで鑑賞できており、
絶妙に配慮された時間配分に感動。

バレエを観たのははじめてでしたが、
素人目線で見ても踊りや仕草がすばらしく、演劇とはまた違った良さがありました。

指先や足先まで気を配られた動き、とても美しかったです。

構成は、子どもや初めてバレエを見る人向けということもあり
コンパクトで、物語も非常にわかりやすく整理されているとのことです。

しかし、動きや表現には一歳妥協がなく、通常の古典演目も改めて観たいと思いました。
牧阿佐美バレヱ団様の「ドン・キホーテ」は特にオススメとのこと。

セットのこだわりが他よりも強いとのことです。

舞台裏の見学

ご厚意により、開演後に舞台裏も見学させていただきました。
セット、機材、衣装など、すべてにプロフェッショナルの執念とも言える密度があり、それらが一つの公演を支えている現場を間近で見ることができたのは非常に貴重な経験です。

演者の方々の意識の高さも強く感じました。
表からは見えない努力や準備の積み重ねが、あの舞台の完成度を生んでいることを実感しました。

1日をおえて

非常に恵まれた機会に関わることができ、新たな視点と知見を得る一日となりました。


自分のイラストが公演の一部として機能していたことは純粋に嬉しくあると同時に、改めて背筋の伸びる思いでもあります。

この経験を、今後の制作にも確実に活かしていきたいと思います。

使っている画材・環境の紹介

ご依頼される方や、絵を描かれる方のために、
普段の制作で使っているツールや環境、注意していることについて少し紹介します。

作品を制作する時は、「絵の内容」だけでなく、
「質感」や「トーンの出し方」、「データ化」、「印刷やデザイン工程への配慮」などにも注意しています。

1.ラフの制作

ラフの制作で気をつけていることは2点です。

ひとつは、”依頼してくださった方にとって完成品のイメージがつきやすいようにする”こと。

ふたつめは、”自分が本番で迷わないようにする”ことです。

ツールは、鉛筆、またはphotoshopを使用して作成します。
モチーフのバランスや位置の調整が手軽なので、デジタルで作成することが多いです。

ラフの段階で色位置も、ある程度決めておきます。

こうすることで、完成品がわかりやすくいし、
自分も、ゴールが明確になるためスムーズに制作することができます。

その場の勢いや思いつきで、うまくアレンジをかけながら作っていく方も多いですが
私はそのやり方では良い結果にならないことが多く、今のやり方に落ち着きました。

デジタルはメールで簡単に送れるのもメリットだと思っています。

2.本番

本描きは、すべてアナログ(手描き)で行っています。

画材は基本、カラーインク、水彩、水彩紙です。

その時の湿度や気温で調子が変わる(気がする)ため、様子を見ながら慎重に進めています。

うまくいくと達成感がありますが、
あまりに納得できない状況だと1から描き直すこともあります。

でも、描き直しはコストも時間もかかって、
なるべくやりたくないので良い感じになるように頑張ってすすめます。

線画のみの挿絵の時は、すべてデジタル環境で仕上げています。
データ化する時の処理が大変だからです。

でも、アナログ(手描き)で描いたものとギャップがなるべく出ないようにしています。

3.データ化

紙をスキャンしてデータ化します。

データ化の際にどうしても色が多少変わってしまうため、
イメージが近くなるようにphotoshopを使って色味を慎重に調整します。

時々、色味の微妙なこだわりについて聞かれることもありますが、
私は最終的な上がりが皆にとって良ければいいかなと思うタイプなので、
最終的な調整はデザイナーさんにお任せしています。

また、スキャンした画像を拡大すると、
消しゴムのカスやホコリなども一緒にスキャンされてしまっていたりするので
そうしたゴミを加工で取り除いて綺麗にします。

古かったり、性能が低めのスキャナーを使った際は
部分的に変にぼやけることがあるため、そこもきれいにします。

あとは、カラーをCMYKに。
解像度はすこし大きめにして、
デザイナーさんが少しでも使いやすいように。

プロ並みに詳しい訳ではありませんが、
分かる限り調整しています。

使用するスキャナーには特にこだわりはありませんが、
大きい物のときはA3スキャナー、
小さいものや影響が少なそうなものはA4で分割スキャンしてデータ上で繋げることもあります。

全部しっかりやると
以外と時間がかかるものですね。

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